こんなにも自分の存在そのものを認めてもらったことはない
見返りなんて全然求めていなくて、まるで昔からの親友のようにただ私といることを喜んでくれているのが最初は半ば信じられない気持ちだったのですが、本当に純粋な気持ちってこういうことなんだとこの三日間を通じてわかりました。
 
     笹山絢加さん(大学生)
| 参加した理由 | 現地の人の生活に触れたい | 
|---|---|
| 参加してみて | 自分にとっての幸せが何なのか、何を一番大切に生きていくのか見つめ直すきっかけになった | 
- ソーシャルリトリートにどうして参加しようと思いましたか?
- 今回私はタイに留学している間にネパールに滞在しました。
 留学中に周辺国を訪れるうちに、今まで知らなかったアジアの国々のそれぞれの違いや魅力に気づかされることが多く、どんどん他の国にも実際に行ってみようと思っていました。
 そんな折に、同じ大学に留学していた友人からネパールでホームステイをしたという話を聞き、現地の人の生活に直に触れることのできる機会なんてなかなかないと思って連絡させていただきました。
- 実際に参加してみてどうでしたか?
- 滞在中に一番感じたことは、村の人たちの圧倒的な心の広さ、豊かさです。
 見ず知らずの外国人である私を自然に日常生活の中に取り込んでしまう寛容さに驚きました。
 こちらが変に気負わずにすむ優しさを感じ、とても居心地がよかったです。
 また、今までにこんなにも自分の存在そのものを認めてもらったことはないと思いました。
 というのも、私はネパール語でコミュニケーションがとれず、みんなに特段何かを与えることができるわけでもないのに、来てくれて嬉しい、いてくれるだけでいいんだよ、と言ってくれるのです。
 見返りなんて全然求めていなくて、まるで昔からの親友のようにただ私といることを喜んでくれているのが最初は半ば信じられない気持ちだったのですが、本当に純粋な気持ちってこういうことなんだとこの三日間を通じてわかりました。
 東京での暮らしに比べたらこのネパールの村での生活は不便ではあると思いますし、こうして行きたい所に行ったり、学びたいことを学べる環境に置かせてもらえているのは恵まれているのは感じています。
 でも、この村で私が触れ合った人たちはみんな、相手を思いやり受け入れることが当たり前にできる心の豊かさを持っていて、こういう心を忘れずに持っていられる人に私もなりたいと思いました。
 大学4年生になりこれからの人生を考える機会が増えてきましたが、このホームステイは自分にとっての幸せが何なのか、何を一番大切に生きていくのか見つめ直すきっかけになりました。
 こんなかけがえのない経験をすることができて、本当にありがとうございました。
 そして私たち外国人のホームステイがこれから少しでも村の人たちを助けになることを心から願っています。
 
         
         
         
         
         
         
        

